今回はフットゴルフにおけるキックの種類について説明します。サッカーの経験がある方は何となく想像がつくかもしれませんが、サッカー経験者以外も問題なく楽しめるのがフットゴルフです。そこでどういった使い分けをしていくのが良いのか。簡単な蹴り方も交えながら説明していきたいと思います。
基本のルール
フットゴルフでは、ルール上禁止されているキックの種類があります。
・足の裏でボールをキックする
簡単に説明すると、この2種類が禁止となっています。
キックの種類
それでは、キックの種類を説明していきます。
図のような5種類のキックを説明していきます。場所によって適切な蹴り方を使い分けてみましょう。
①インステップキック
強い球が蹴りやすいキックです。足の入る角度やボールの当たる位置によって高さが調節できます。サッカーでイメージするならばゴールキックがわかり易い例で、キーパーがボールを置いて遠くに飛ばす時、ほぼこのインステップキックを使います。また、足の角度を変えればライナー系の強い球を打つことも可能です。フットゴルフでは、1打目など距離を稼ぎたい場合に使うことが多いです。足の当たる位置は甲の部分で、足の中でも固い部分です。
ゴルフ:ウッド系のイメージ
②インフロントキック
インステップほどではないですが、球も上がりやすく強い球が蹴れます。インステップとの一番の違いはカーブが掛かりやすい所です。なぜなら足を巻いて蹴りやすく、ボールに回転が掛かりやすいのです。サッカーではフリーキックやコーナーキックなどでよく使われ、元日本代表の中村俊輔選手や昔活躍した元イングランド代表のベッカム氏など、回転をかけるのが得意な選手はこの蹴り方を多く使います。フットゴルフ場は全てが真っすぐではなく、曲がったコースはよくあります。そういった時に回転をかけ、コースに沿ったボール軌道を蹴る事が出来ます。足の内側、指の付け根に近い部分です。
ゴルフ:UTやロング・ミドルアイアンくらいの距離まで出せるイメージ
③インサイドキック
基本的には浮かさない、ゴロを打つ時に使うキックです。サッカーではパスや浮かさないシュート等でよく使います。フットゴルフではアプローチからパットまでとカップに近づくにつれて多く使います。距離はインステップやインフロントに及びませんが、足の中でも面が大きく、ボールに当てやすいので正確に蹴りやすいキックです。足の内側、真ん中の部分でのキックです。
ゴルフ:ショートアイアン~パターまで幅広く使える
④トゥキック
コチラはサッカーではあまり使わないキックです。しいて言うなら意表を突いたシュート(ノーモーションに近い蹴り方)の時に使うキックです。フットゴルフでは、パットの時に使います。面白いことにフットゴルフのパットに関しては「インサイドキック派」と「トゥキック派」に分かれます。それぞれの特徴については今後の記事で説明しますのでお楽しみにしてください。簡単に説明するとインサイドは「面」で合わせるのに対し、トゥは「点」で合わせると言えばイメージが付き易いかもしれません。実際に蹴り比べてみることをお勧めします。
ゴルフ:パターのイメージ
⑤アウトフロントキック
インフロントと逆のキックです。これに関しては上級者向けなのであまり使わないことが多いです。インフロントキックの逆回転のキックですが力が入りづらく、簡単には習得できにくいキックです。逆足のインフロントキックを練習した方が効率的かもしれませんが、サッカーとは違い障害物があったり助走しづらい場面で使うことがあります。まずは①~④を練習することをお勧めします。
ゴルフ:アプローチ系のウェッジ・ショートアイアンのイメージ
まとめ
いかがでしたでしょうか。キックも種類が多く、用途によって様々です。これを使い分けることによってコースマネジメントに繋がっていきます。キックの種類を増やすだけで格段にフットゴルフが楽しくなると思いますので是非、参考にしてみてください。